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11日2日「楓蔦黄(かえでつたきばむ)」のお話|七十二候:霜降末候

モミジやツタが色づく頃。野山の木々や野辺の草も、様々な色で秋を装い、中でもカエデなどの落葉樹は山の主役です。紅葉の色彩があざやかで、まるで創作されたような、天然のグラデーションが楽しめる季節になりました。春は桃や桜でピンクに。

秋はモミジで赤や黄色に染まる野山。自然は神様が色をえがくキャンパスなのかも知れません。東京の神宮外苑の銀杏並木道、北海道大学のポプラ並木など、全国各地の街路樹が次々と色づき始める様子は、感動的です。

七十二候の言葉の美しさは、このような木々の色づき、虫の声や空気の変化に寄り添う心の優しさから生まれているのですね。

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